2001年9月1日 第13回世界移植者スポーツ大会(神戸)閉会式

スラパック会長、小野清子委員長に続いて、間澤会長はドナーファミリーを代表して閉会挨拶をしました。


素晴しい第一歩
 私はドナー及びドナーファミリーを代表して復興を遂げつつあるこの日本の神戸で初めて行われた、第13回世界移植者スポーツ大会の成功を、心からおめでとうと申しあげます。
挨拶する間澤会長 今大会は、臓器提供を受けた移植者の方々が、元気になり、スポーツを楽しみ、競い合う、生の喜びを謳歌する、ということと、もう一つ、それらを可能にした貴いドナーの方々及びドナーファミリーに感謝の意を表したい、伝えたい、ということが大会を貫く大きなテーマでありました。
 私は日本ドナー家族クラブを代表し、ドナーの家族の側から、この大会の成功のために、力をつくしました。そして、参加されたドナーの家族の殆どは、私達日本ドナー家族クラブの会員です。
 ドナーの家族の皆さんは、それぞれ愛する者を失った痛みに耐え、様々な困難を乗り越えて参加しました。そして、レコグニション・セレモニー、シェアリング・セッションを経て、開会式の入場行進で、皆様から感謝の拍手をもらい、入場しました。その時、皆の感動が最高潮に達しました。
 ある方は涙をたたえ、ある方は晴れやかに、そしてある方はスタンドのどこかに居らっしゃる、愛するドナーの受け手であるかも知れないレシピエントの方々に、必死で手を振っていました。
 これこそまさに、心と心の通い合いであります。
 ドナーの家族はこういう時にこそ、いやされるのです。自分達の愛する者が果たした、ギフトオブライフという、素晴しい行為を再認識できるのです。
スラパックWTG会長と間澤会長が握手 愛する者達が、あの人にも、この人にも、いろいろな人達の中に生きている、そう思えて、いやされるのです。心の通い合いに触れて励まされ、勇気づけられるのです。
 心と心を通い合わせることがどんなに大切か、そのことを実感できた、第一歩、素晴しい第一歩でした。そして、移植医療の前進があるとしたら、こうしたおたがいを思いやる心の通い合いが何よりも前提でなければなりません。これこそがドネーションの真価であります。
 スポーツ大会は終わって、明日から又、それぞれの生活に戻っても、この大切な心と心を通わせる第一歩を、胸に刻んで下さることをお願いします。
 さて、さようならを言う前に、ありがとう!そして、さようなら!いつの日か、また会いましょう!
 海外からサポートしてくれた皆さん、とりわけハワイの方達のお心づかいご協力に、感謝しています。そして、スラパック連盟会長、日本の組織委員会中曽根康弘会長、小野清子委員長、大久保通方事務局長、その他関係者の方々、裏方で支えてくださったスタッフの皆さんに、心から御礼を申し上げます。

間 澤 洋 一