第11回移植者スポーツ大会開会式で・・・
(第2回アジア・オセアニア移植者親善スポーツ大会)
8月23日、24日に北海道江別市、札幌市で開催された“第11回移植者スポーツ大会”にドナーファミリーが初めて参加。我国で初の取り組みの
ドナーファミリー・キルト
と共に入場し、移植者の方々と交流し、きずなを深め、経験を重ね、新しいステップをふみました。以下は、開会式での間澤会長の挨拶です。
開会式でのJDFC会長のごあいさつ
昨年の
第13回世界移植者スポーツ大会
神戸以来、一年ぶりですが、こうして元気な移植者の皆さんにお会いできるのは、ドナーとドナーファミリーにとっても、心の奥で、とてもうれしく思っています。
第13回世界移植者スポーツ大会WTGで、私達ドナーファミリーは、お互いを思いやる“心と心”を重ねる。素晴らしい経験をし、いろいろなことを世界から学びました。おそらく、移植者の方々も同様であろうと、信じます。
私達の学んだことの一つが、今日ここで実物を初めておひろめする、
ドナーファミリー・キルト
の取り組みです。昨年神戸で、ハワイチームのスタッフがわざわざ私達のために空輸して運んでくださり、お手本を見せて下さいました。ドナーとなられた方、ギフト・オブ・ライフをされた方への愛する家族の深い思いが、一枚一枚の布地に様々な手法を用いてつづられた
ドナーファミリー・キルト
。
私達の
ドナーファミリー・キルト
も同様です。
ある方は自分のお棺に一緒に収めてもらおうと思っていた愛する息子さんのシャツにハサミを入れた。ある方は遺品である大切な自筆署名入りのハンカチに思いを込めた。ある方は娘さんの好きだったキャラクター入りTシャツにハサミを入れた。また、男手一つで、愛する奥さんへの思いを込めて作ったキルト。それらを、最終仕上げでつづって下さった、地元北海道のドナーファミリー。
ここにつづられたドナーとなられた方たちは、他の誰かの生きる“セカンド・チャンス”を贈った人、自分の生の代わりにギフト・オブ・ライフ、生命の贈り物をされた方たちです。
日本のドナーとドナーファミリーは従来、厚いヴェールにおおわれていると言われましたが、もちろん、プライバシーは尊重されなければなりませんが、ここに、愛と勇気ある家族がこうしてヴェールを脱ぎ始めました。日本で、初めて取り組まれた
ドナーファミリー・キルト
のプロジェクトです。これは今後も継続されていくことでしょう。そして、このキルトの一つ一つが、一枚一枚が、臓器提供ということだけでなしに、人が人を思いやるということは一体どういうことなのかを、人々が考え合い、思い合うよすが、あかしとなると信じています。皆さんも、大会中にどうぞ、対話してくださるよう希みます。
さてそして、私達からもう一つ贈り物です。
私達が心を込めて作ったこの記念バッジは、地元北海道の業者の方にも協力して頂き作った物で、この11回大会に参加された全ての方に贈ります。競技で入賞された方も、されなかった方にも。この記念バッジは、ドナーファミリーの大切な写真を基にデザインし、専門家のウェブデザイナーのボランティア協力を得て作られたものです。
皆さん、“ぬちどぅたから”です。生命は宝です。大会中、ドナーから贈られた心に、思いを新たにして、競技に力を尽くして下さい。
僕が最後に言う言葉は、グッド・ラックです。
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